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海外ではデジタル通貨「ビットコイン」のプリペイドカードも登場

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2015年2月6日7:00

海外ではデジタル通貨「ビットコイン」のプリペイドカードも登場

アメリカや香港、フィリピンといった国々では、“デジタル通貨”(Digital Currency)「ビットコイン(Bitcoin)」を用いたオンラインプリペイドカードも発行されている。

ビットコインはプリペイドアカウントに代替させることも可能

ビットコインは、インターネット上で流通している仮想通貨の1つで、中央銀行などの期間を介さずにP2P(Peer to Peer)で取引が可能だ。通常、通貨は国家や中央銀行が発行し、管理している。電子マネーは特定の企業が発行・管理しているが、ビットコインには両替所(取引所)なるものがあるものの、発行者も管理者も存在しない。また、リアルにおけるビッドコインのコイン(硬貨)や紙幣なるものは存在せず、データーとしてコンピュータ上にのみ存在する。保存用としてペーパーにプリントアウトした“ペーパーワレット”を作成することができる。“ペーパーワレット”は、ビットコインアドレスと秘密鍵がQRコードで表示されている。

ビットコインは、クライアントソフトウェアである“ビットコイン・デジタル財布(Wallet)”をパソコンやスマートフォン上に設けることにより、誰でも利用することができる。“ビットコイン・デジタル財布(Wallet)”には、デスクトップ財布やモバイル財布、オンライン財布などがある。また、VisaやMasterCardといったプリペイドカードのアカウントに代替させることも可能になっている。

アメリカや香港、フィリピンでプリペイドカードが登場

Rax Card社は、ビットコインファンドを用いたオンラインプリペイドカードを発行している(出典:Rax Card社)

Rax Card社は、ビットコインファンドを用いたオンラインプリペイドカードを発行している(出典:Rax Card社のWebサイト)

最初のビットコインの財布プログラムは、“Bitcoin Qt”と呼ばれ、2009年にリリースされている。“ビットコイン・デジタル財布(Wallet)”を介して、ウェブ上にある複数の両替所(取引所)のいずれかで、ドルやユーロ、円などの通貨でビットコインを入手することができる。ビットコインで支払いを受け入れるオンラインまたはリアルの店舗での商品などの購入の対価として支払いを行うことができるほか、インターネットを介して、P2P(Peer to Peer)の資金移動であるオンライン送金も可能である。

海外では、ビットコインのバリューを用いたVisaやMasterCardなどの国際ブランドネットワークを用いたオープンループのオンラインプリペイドカードも発行されている。

世界のプリペイドカード市場要覧」では、アメリカやカナダ、フィリピン、香港などの“デジタル通貨”(Digital Currency)であるビットコインを用いた複数のデジタル財布とオープンループのオンラインプリペイドカードを紹介する。


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